『リアル』Vol.14 特設サイト

障害者スポーツの真実

さあ、魅せよう! ニッポンの底力を――!!

ロンドンの悔しさをバネに、シンペーJAPANが取り組んできたのは、新しい日本スタイルの創造。どの国にもマネできない新時代のシンペーバスケが、最高の舞台で世界の勢力図を塗り替える! 世界よ、驚け! リオ決戦、ついに始まる!

撮影/細野晋司
構成・文/市川光治(光スタジオ)
取材・文/名古桂士(X-1)

日本人にしかできないバスケを!

 決勝トーナメント進出を逃し9位に終わったロンドンパラリンピックを経て、2013年にチームを引き継いだ及川晋平HCは「緻密さ」、「和」、「積み重ね」を新生・日本代表のテーマに掲げた。
 車イスバスケも身体が大きいほうが有利であることは健常者のバスケと同じ。日本の永遠の課題であるフィジカル差を埋めるためには何が必要か……。世界最高のコーチと言われるマイク・フログリーに師事して、世界の車イスバスケを研究してきた及川HCは、日本人にしかできないバスケを突き詰めることを選んだ。

「いろんな国のバスケを見ましたが、緻密なプレーをこなせること、そして目標に向かってチームがひとつになること、このふたつに関して日本の能力は抜きん出ています。そしてコツコツと積み重ねていく作業も得意です。目標をしっかりと設定して、そこに向かって基本的なプレー『Basics』を積み上げて精度を高め、リオで勝てるチームを作ろうと考えました(及川HC)」

 及川HCは最初に具体的な目標値も提示した。1試合64点以上獲れるチームを作ろう――。この数字はロンドンで8位以上に入ったチームの平均得点で、9位の日本代表は56点。8点を上積みを予選リーグの突破と上位進出への目標値としたのだ。
「1Q10分あたり16点。この数字はハイポインターの得点だけに頼っていてはクリアすることが難しい。そのために必要だったのが、ローポインターのシュート、3Pシュート、フリースローを確実に決めることで平均得点をアップさせることでした(及川HC)」

 積極的にシュートをねらう意識が浸透することでローポインターの得点がアップし、3Pシュートのチャレンジも1試合あたり約10本と増加した。合宿ではフリースローの確率をすべてチェックし、1本の重要さチームに植え付けた。

12人全員で戦うためのユニット化

 また、チームのユニット化にも時間をかけて取り組んできた。得点力のあるダブルエース藤本怜央と香西宏昭、リバウンドに強い千脇貢、スピードのある豊島英、司令塔の藤井新悟という「ユニット1」をスタメンに据えながら、ハイポインターの土子大輔と宮島哲也に、永田裕幸、藤澤潔、鳥海連志のクラス2.0の3人が入るプレスを武器にした攻撃的な「ユニット5」など、複数のユニットを試合展開に合わせて入れ替えて1試合を戦う。ほぼ毎試合、12人全員がコートでプレーし、藤本と香西がフル出場することもない。

「エースの藤本・香西のどちらかが使えない、両方を休ませたい、スピードで展開を打破したい、インサイドを強化したいなど様々な場面を想定して複数のユニットを強化してきました。それぞれのユニットの特徴や武器が磨かれて完成度が上がりましたね。パラリンピックは長丁場の戦いなので、最大の敵は疲労。予選リーグの前半から消耗戦をしてしまうと、後半戦と決勝トーナメントで息切れしてしまいます。チームの12人をうまく機能させて、疲労を調整していかないと乗り切ることができません(及川HC)」

 

 チームのユニット化には、選手個人の役割が明確になるというメリットもあった。リオが4回目のパラリンピックとなるベテラン藤井も、そこに大きな手応えを感じている。
「毎回、今回のチームが日本歴代最強だと思って挑戦してきましたが、その度に海外の強さを痛感させられる結果になりました。でも今回は遠征でも結果が出て、みんながこれまでとはちょっと違う自信を持っています。メンバーの一人ひとりが、自分の役割を果たすことがチームの勝利につながると感じている……それは、みんなで作り上げてきたシンペーJAPANのバスケを信じているからだと思います。ベテラン組として、リオでは若いメンバーたちが失敗を恐れずにチャレンジできるようサポートしたいですね(藤井)」

何かを掴んだAOZの韓国戦

 及川HCのねらったチーム強化は順調に進んできたが、それがすぐに結果に結びついたわけではなかった。2014年7月の世界選手権では、2次予選リーグで韓国に敗れて9位。続く10月のアジアパラ競技大会では準優勝したものの、予選リーグと決勝で韓国に敗れ、ライバルに3連敗を喫してしまった。
 しかし、それでも及川HCが進めるチーム強化がブレることはなかった。さらなる積み重ねとして香西の所属するドイツ・ブンデスリーガ「ハンブルガーSV」に藤本を送り込み、世界の強豪を相手に2人の連携を磨かせた。また、繰り返した合宿や遠征から、藤澤や鳥海を発掘・育成し、チームの新しい戦力としていった。

 そして、リオ出場権をかけた昨年10月のAOZ大会に向けて及川HCは、現役時代にともに日本代表として戦ってきた盟友・京谷和幸のAC就任という最後にして最強のカードを切った。ロンドンパラを最後に引退した京谷ACは、日本サッカー協会公認指導者ライセンスを取得し、大学サッカーのコーチとして指導者経験を重ねていた。負けられない戦いを前に、及川HCがチームに加えたかったのは、“京谷イズム”ともいうべき日の丸を背負うプライドだった。
「シンペーHCには『俺にできることはすべて任せて、試合にフォーカスしてほしい』と、選手のみんなには、『選手側の意見もできるだけ俺が橋渡しして、やりやすい環境を作る。だから試合でしっかり結果を出してくれ』と話しました。シンペーHCとはなんでも言い合える関係だし、すごく2人のバランスがいいと思ってます(京谷AC)」

 千葉ポートアリーナに大観衆を集めて開催されたAOZ大会では、選手たちは成長を見せつけるようにコートを躍動した。特に最終戦、最後の1枠となったリオ出場権をかけた韓国との直接対決では、リードを奪われてもあわてることなく、当たり前のようにやるべきプレーを積み重ねて逆転。横綱相撲とも言うべき内容で完勝し、リオへの切符を自力で掴み取ってみせた。
「AOZは僕にとっても、チームにとって大きな自信になりました。『Basics』を貫くことができれば、韓国戦のように相手が先にギブアップする。自分たちがやるべきバスケを再確認できた大会でした(及川HC)」

 

 過去の日本代表を振り返ると、歴史的な勝利に手が届きそうな試合が何度かあった。しかし、終盤になると主力が消耗し、ファウルがかさみ、じりじりと引き離されてしまう。結局は世界の強豪の“負けないバスケ”に根負けして、善戦ゲームで終わってしまう。
「これまでの僕たちは、勝とうという思いが強すぎて、空回りしてしまうことがありました。国際大会で結果を残す戦い方は韓国戦でやったような“負けないバスケ”なのかもしれません。禅問答みたいですが、勝つためではなく、負けないためにやるべきことは何かっていう……。これは僕だけでなく、選手たちもあの韓国戦で感じてくれたみたいでしたね(及川HC)」
 余計な思いに囚われず、あるがままに自分の弱さを受け入れ、自分を信じて、やるべきことを坦々とやっていく――無欲の欲。

新しい日本スタイルが世界を驚かす!

 韓国との生死をかけた一戦を経験して、シンペーJAPANの何かが変わった。7月に行われたイギリス遠征では、リオでも対戦が決まっているオランダとカナダに勝利。練習試合ながら、日本の車イスバスケ史上初めてオーストラリアからも勝利を挙げた。

「目標にしてきた64得点には届かなかったけど、オランダとカナダを30点台に抑えたように、チームのDF力が上がってきています。このバスケなら世界と戦えるという手応えがありました。僕たちがメダルに届かないチームだとは思っていません。結果だけに心を支配されないように気をつけて、リオでは自分たちのバスケをいつも通りにやるだけです(香西)」

「みんなの体力とメンタルがバチッと合うと、俺たちはかなり強いです。世界のトップにも勝つチャンスはあると思います。チームがスタートしてから主将としてやってきましたが、遠征の度にこのチームの成長に限界はないと思わされます。シンペーJAPANが取り組んできたのは、世界の舞台で俺たち日本人が戦うならこれしかない、というバスケです。身体が小さくても、個人技で劣っていても、チームになると日本は強い!そんなチームスポーツの真髄をシンペーJAPANが世界に見せたいと思います(藤本)」

「パラリンピック本番が甘くないことはよくわかっています。だから以前から言ってきた6位という目標は変えません。予選リーグからすべての試合が決勝戦のつもりで、12人で戦い抜きます。リオでは、[リアル]に負けないリアルな車イスバスケを見せたいと思います。相手チームは全力で僕らを倒しにくるでしょう。でも僕らはみんなで支えあっているから倒れないし、負けない。世界を相手にシンペーJAPANがどのように戦っていくか……そのリアルなストーリーに注目してください。応援、よろしくお願いします!(及川HC)」

 

 いよいよ4年に一度の世界最強を決める戦いが始まる。仲間を信じて、自分たちが積み重ねてきたものを信じて、緻密に、愚直に、坦々と――日本にしかできないバスケを貫こう。
 シンペーJAPAN、いざ出陣!

日本代表試合日程&見どころ

リオパラリンピックでは、出場12か国が2つのグループに分かれて、総当りのリーグ戦を戦う(5試合)。各グループの上位4チームが決勝トーナメントへ進出し、優勝を決める。会場はカリオカ・アリーナ(CA)とオリンピック・アリーナ(OA)の2会場。
日本は今回、混戦が予想されているグループAに入った。第1戦からトルコ、スペイン、オランダと実力派ヨーロッパ勢との対戦が続く。高さのあるトルコとスペインのどちらかを倒して、直近の対戦で完勝しているオランダ戦にさらに勢いをつけたい。前回王者のカナダは、エースとセンターが抜けた新しいチームになっていて、日本は苦手意識を持っていない。最初の4試合を3勝1敗以上で抜け出して、優勝候補オーストラリアとの最終戦を迎えると、決勝トーナメントでも上位進出が見えてくる。
予選リーグは全試合NHKの生中継が予定されている。全試合、見逃せないぞ!!

試合日程 (現地時間) 対戦相手 会場
9月8日 15:45 トルコ CA
9月9日 15:45 スペイン CA
9月10日 21:00 オランダ OA
9月11日 21:00 カナダ OA
9月12日 13:30 オーストラリア CA
9月14日 ―― 準々決勝・順位決定戦 ――
9月15日 ―― 準決勝・順位決定戦 ――
9月17日 ―― 決勝・3位決定戦・順位決定戦 ――

※決勝トーナメント、順位決定戦のスケジュールは未定

シンペーJAPANメンバー

  • 生年月日:1999.2.2
  • クラス:2.0
  • ポジション:G
  • 所属チーム:佐世保WBC
情熱の若獅子
#0

鳥海連志CHOKAI RENSHI

恐れるものはない。志高く進め!日本が誇るヤングライオン!

世界一を決める最高レベルの戦いということでは、パラリンピックもオリンピックも同じだと思います。強いチームと毎日対戦できるので、楽しみで、楽しみで、ワクワクが止まりません。シンペーHC、たくさん試合に出してください! シンペーJAPANでプレーするのは楽しいし、最高のチームだと思っているので、このチームで結果を出せるよう頑張ります。個人的には、世界を驚かせるようなプレーを見せたいです。強い選手を止めたいし、強い選手にマッチアップされたい。2020年、その先にもつながるような大会にしたいと思います。

  • 生年月日:1989.2.16
  • クラス:2.0
  • ポジション:G
  • 所属チーム:宮城MAX
爆走キッド
#2

豊島 英TOYOSHIMA AKIRA

コートを駆け抜ける、疲れ知らずのシンペーJAPANのエンジン。

4年前と代表での立場や求められてることが変わってきて、やりがいがあります。日本代表の軸に自分がいるわけですから。とはいえ、ここまでは試行錯誤してきました。最初は疑問を持ちながらプレーしてた部分もありましたね。たくさんの「?」があったというか。そこから試合を重ね、合宿を重ね、分析をしながら全員がシンペーさんのバスケを理解して、意思統一できるようになって強くなったと思います。やるべきことが明確なので、みんながわかるようになったのも大きいと思います。リオでは上位に食い込むために、得点を取らないと勝てません。先日のイギリス遠征ではDFは世界に通用しました。抑えるべきところで、きっちり抑えられたし。その反面、得点が伸びなかった。毎試合64得点を取るというのがチームの目標なので、僕自身も精度を上げて、みんなでしっかり得点を取って勝ちたいと思います。

  • 生年月日:1980.8.14
  • クラス:4.0
  • ポジション:C
  • 所属チーム:千葉ホークス
覚醒の狙撃手
#3

土子大輔TSUCHIKO DAISUKE

ボールを持ったらどこからでもゴールを正確に打ち抜く、オラァ!

パラリンピックにはずっと出たかった。ロンドンの選考では最後でダメだったので、そのときの気持ちをバネにしてやってきました。パラは世界一高いレベルの大会、リオが楽しみでしょうがないですね。自分に求められている役割はよ~くわかってます。シューターとしての得点もあるけど、どれだけレオ(藤本)とヒロ(香西)の負担を減らして、2人を休ませられるか――これが一番大きな責任のある仕事で、プレッシャーも半端じゃない。でも俺がその仕事をやり遂げないと、6位以上には届かないこともわかってる。チームとしての目標を達成するために、しっかり集中して自分の仕事をやりますよ。

  • 生年月日:1983.9.22
  • クラス:4.5
  • ポジション:C
  • 所属チーム:宮城MAX
ビッグシェフ
#4

藤本怜央FUJIMOTO REO

ドイツでは料理の腕も上がった。世界の強豪をどう料理してくれる!?

オリンピック、パラリンピックはスポーツの祭典と言われるけど、本当に応援してくれてる人は、やはり日本代表が勝つ姿を見たいんですよ。ワクワクするとか、ドキドキするとかは、僕自身ロンドンまでと決めたんです。ロンドン以降は、苦しんで追い込んで、ここまでやってきました。日本代表として楽しんではいけないんだと思い直したんです。バスケと向き合い方を変えたというか…。苦しいところに前向きに飛び込んで行ったんです。ドイツに行ったことも、その一つですし、食生活も見直しました。以前の僕なら考えられなかった。でも、この4年間、苦しんでよかったと思っています。例えリオで結果が出なくても、その時はもう笑うしかないというか(笑)、諦めに似た心境になるでしょうね。今、思うのは、シンペーさんに対しての感謝ですね。僕らのために力と時間を注いでくれました。こんな人、見たことないです。シンペーJAPANのバスケで勝てなかったら、日本はずっと勝てないし、シンペーさんを手放したら日本の車イスバスケ界は終わりますよ。後はリオで、僕らが結果を出すだけです。いい準備、いい入り、そして冷静に坦々と戦う…。成長しながら、高い着地をしたいと思います。

  • 生年月日:1988.11.29
  • クラス:4.0
  • ポジション:PF
  • 所属チーム:富山県WBC
ザ・キーマン
#10

宮島徹也MIYAJIMA TETSUYA

ユニット5は宮島とともに成長。リオでも咲かせ、チューリップ!

いつの間にか3回目のパラを迎えます。考えてみたら初めて出場した北京大会は、若さに任せて、ただがむしゃらにやってましたね(笑)。ジョーカー的な存在というか。今は視野も広がって、自分の強みを消さずに、チームがどう機能するかを考えています。以前に大島さん(ワールドBC)から「どこでやってもバスケはバスケ」と言われてたことがあるんですが、本当その通りだなと。以来、意気込みはあるけど自分だけじゃなく、みんなと一緒に戦ってるんだという意識ができてるような気がします。リオ…家族と離れるのは正直辛いけど(笑)、子どもたちの「頑張ってね、勝ってきてね」の言葉を支えに、頑張ってきます。

  • 生年月日:1986.7.26
  • クラス:2.0
  • ポジション:SG
  • 所属チーム:埼玉ライオンズ
ゴールデン男爵
#11

藤澤 潔FUJISAWA KIYOSHI

安定したシュート力とヘアスタイルは、何があっても乱れない!

大きな目標だったパラリンピックに出場できてうれしいです。高校生のとき、2002年に北九州市で開催された世界選手権を観て、イギリスのジョン・ポロックというシューターにあこがれたんです。当時所属していた長野WBCには、同じ2.0クラスに奥原明男さん(元日本代表・北京パラ日本代表HC)というシューターもいて、目標にしていました。シューターは1本外しても、シュートを打つことから逃げられないし、ここぞという場面では確実に決めないといけません。いま、自分がシューターとしてチームに期待されるようになって、あらためて2人のすごさを感じられるようになりましたね。アウトサイドのシュート、ディフェンス、スピード……リオでは常に冷静に三拍子揃ったプレーを心がけて、チームに貢献したいですね。

  • 生年月日:1981.8.19
  • クラス:2.5
  • ポジション:PF
  • 所属チーム:千葉ホークス
筋肉の守護坊主
#13

千脇 貢CHIWAKI MITSUGU

全試合が相手エースとのタイマン。つかめ、メダルと結婚相手!

ロンドンの選考で落ちて、もうちょっと楽しんでできるような他のスポーツをやってみようかなと気持ちが切れていたんです。でもそんなときに、シンペーHCが「ミッチー、準備しとけ!」って連絡をくれました。驚いたし、うれしかったですよ。一度は終わった選手人生と思って、がむしゃらにやってきました。昨シーズンはドイツでもプレーしたし、もうやれるだけのことはやってきたかな。リオのテーマは自分自身に高望みをしないこと。急に上手くなることもないんだから、普通に、平常心で、いつも通りのプレーをするだけ。冷めてるわけじゃないんですよ。チームの中で俺のやるべきことは明確だし、それだけの経験を積んできているし、あとはやるだけ……でしょ!?(笑)

  • 生年月日:1978.1.2
  • クラス:1.5
  • ポジション:G
  • 所属チーム:宮城MAX
IQバスケットマン
#15

藤井新悟FUJII SHINGO

チームイチのイケメンでイクメン。インテリジェンスあふれる司令塔。

リオは、日本代表として最後の大会、集大成にする…くらいの気持ちで臨みます。自分は、もう4回目のパラリンピックなんですが成績的にも7位が最高ですし、何一つ満足していません。毎回、「やってやる」って思って出場してるわけですが、今回は「やってやる」の質もレベルも段違いです。自分の仕事を全うするだけですが、やりきった証(メダル)が欲しいですね。それだけのことを、僕らはしてきましたし、不思議な感覚と言いますか、手応えもあるんです。あと少しでリオ本番ですが、今が一番、バスケが楽しいです。最後に…AOZまで、一緒に戦った聡(佐藤聡・宮城MAX)の分まで、自分は頑張らなければいけないと思っています。

  • 生年月日:1984.6.25
  • クラス:2.0
  • ポジション:SG
  • 所属チーム:埼玉ライオンズ
パラの手業師
#18

永田裕幸NAGATA HIROYUKI

パラの舞台でも手業が炸裂!ピンチに何かをやってくれるDF職人。

パラリンピックなんてバスケを始めた頃には、自分が出場できると夢にも思わなかったです。世界の最高レベルの戦いがあって、観客がたくさん入っていて、テレビでは世界中の人が観てくれる……すごく楽しみです。自分が世界のレベルでどれだけやれるのか、できるだけのチャレンジをやってやろうと思います。僕の得意なプレーは「ポーク」といって、手を伸ばして相手の持ったボールをしつこく突っつくディフェンスです。ポークから相手の攻撃のリズムを崩したり、ボールをスティールしたりして、ワンプレーで流れを変えるのが僕に求められている役割。自分の武器を使って、チームに貢献したいです。

  • 生年月日:1994.2.17
  • クラス:4.0
  • ポジション:CF
  • 所属チーム:伊丹スーパーフェニックス
野生の証明
#24

村上直広MURAKAMI NAOHIRO

急成長の点取り屋。野生のカピバラは強い相手にこそ牙をむく!

将来は車イスバスケのプロ選手になりたいと思ってやってきたんです。だから、日本代表に入ってパラリンピックに出場するのは、その夢への第一歩ですね。得点力を期待されていると思っているので、まず点を獲ること。それでチームに勢いをつけたいと思います。リオが終わったら、豊島さん、女子の網本麻里さんと一緒にドイツリーグのケルンでプレーすることが決まっているので、リオでは世界に「メッチャやるやん、ニッポン!」と思わせるような試合をやってきます。僕、ヤンジャンにひとつお願いがあるんです。2010年にJキャンプでベストキャンパー賞をもらって、それがヤンジャンにも掲載されたんですけど、そのときのヘアスタイルが若気の至りでメッチャ恥ずかしいんですわ。僕が活躍できたら、その写真を封印するって約束してもらえません?

  • 生年月日:1975.9.11
  • クラス:1.5
  • ポジション:G
  • 所属チーム:パラ神奈川SC
オールドルーキー
#31

石川丈則ISHIKAWA TAKENORI

小さい身体で小さなスペースに飛び込む大きなプレーは必見だ!

パラリンピックは特別な場所です。30歳くらいのときには、いくら頑張っても日本代表候補にも入れなくて、自分には手が届かない場所なのかと、あきらめかけたこともあったんです。子どもができたことをきっかけに、オヤジのプレーする姿を観せたい、パラリンピックに出たいと強く思うようになり、それが僕のモチベーションの源になりましたね。リオでは6歳の子どもに、オヤジとして誇れるものを残したいと思っています。小さいけどスピードがあって小回りが利くところを活かして、プレス、バックピック、プレッシャーをかける……自分の仕事をしっかりこなしてチームの勝利に貢献したいです。もちろん、相手にスキがあれば、シュートも狙いますよ!

  • 生年月日:1988.7.14
  • クラス:3.5
  • ポジション:SF
  • 所属チーム:NO EXCUSE
フェノメナール・ワン
#55

香西宏昭KOZAI HIROAKI

十代から世界に出て戦い続けてきた。チームをさらなる高みへ導く!

北京大会やロンドン大会は、先輩の力を借りて思い切りやるだけでした。副キャプテンとして臨むリオパラリンピックは、中心選手として期待されてますし、僕自身もチャレンジする大会だと思っています。何といっても及川HCという存在が大きいです。僕が車イスバスケを始めた12歳から、同じ千葉ホークスというチーム(当時)で、いろいろ教えてもらってきて、選手として日本代表でも一緒に戦いました。今度はヘッドコーチとプレーヤーと今までとは立場を変えて世界と戦える。となれば、いい結果を残して、勝ってシンペーさんと喜びあいたいですね。僕はブンデスリーガで戦っています。海外でプレーできて楽しいし、幸せだと常に感じています。自分自身の能力も上がってますしね。個々の能力、チームワーク、戦術…今年の代表チームが日本歴代で一番強いと間違いなく思います。チームのやるべきことを忘れずに、また結果に心を左右されないように、いつも通り坦々とやれば、僕たちの目標である6位以内は達成できる。いや、メダルにも手が届く…そう信じています。

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