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Online Manga List - オンラインマンガ一覧

[ストーリー部門]

月間ベスト+佳作+初投稿賞

TRACERS
28P
スズキヨハネ(22) 千葉県
合計賞金43万円
月間ベスト10万円+佳作30万円+初投稿賞3万円
原泰久先生
絵とカメラ、演出はプロレベルだと思います! あとは面白いドラマが描けるかどうかだと思います。
編集S
パルクールを画としては描けている&世界観も確立しているが、もう一歩踏み込んで、筋の通った物語に落とし込んで欲しい。
編集S
主人公の能力の根拠となる矜持(なぜ、跳ぶのか)がないので、人助けという行為との結束が弱く、結果物語としても弱い。感情と能力と矜持をバランス良く描く意識をしてほしい。
編集I
トレーサーの気持ちよさは十分伝わってきた。今回は「スリル」を求める彼らの名刺代わりのような話だったので内容は深くないが、描きたいものをストレートに読者に伝える能力は大事なことだ。
編集K
シンプルにトレーサーについて描いてるのはよい。トレーサーとはなんぞやもわかりやすいし、RADを通してトレーサーの醍醐味も伝わってくる。10-11の見開きでRADの表情がないのはもったいない。
編集K
気持ちよいかっこいいカメラを意識しているのは良い。が、それはあくまで副菜であって、客を満足させる主菜ではありえない。また舞台が外国だったり過去だったり異星だったりする場合、「読者のとっつきにくさ>読者の興味」が前提なので、それを覆し、自分の間合いで投げられるような、読者を引き込む工夫をしましょう。
編集S
大変わかりやすいですが、トレーサーたちのモチべーションが、共感しにくいところにあるので、もうちょい工夫が必要かなあ。
編集Y
シンプルで面白かったです。デザインや構図も特徴的で、次の作品が楽しみです。個人的には「トレーサー」、(つまりは主人公のキャラ)をもっと引き出せる工夫が欲しかったです。「アドレナリンがでればいい」だけならトレーサーじゃなくてもいいはず。
編集S
難しい構図を積極的に描いていて好感が持てました。今回の中ではダントツだと思います。
編集F
ケレン味たっぷりで上手だと思います。スピード感のあるわかりやすい見せ場も用意されていて良いですね。ただ読み味がサラッとしているので作者の個性や味がより滲んでくると良いと思います。
編集K
作りがシンプルでわかりやすく楽しめました。若く、絵も上手くなりそう。「スリル好き」を追求して、本物感が加わればさらに良くなるのでは。
編集T
トレーサーのもつ疾走感や、爽快感みたいなものは伝わってきました。あえて揉め事に首を突っ込んでスリルを楽しむといったキャラの運びは見ていて好きなのですが、ただの追いかけっこで敵が諦めて終わりというのは読後が寂しいなと感じました。
編集M
カッコイイ。動きがあって好きです。話もシンプルで、表情などが丁寧なのも、良かったと思います。パルクールも最近の流行りなので、それも含めて斬新で良いなと。ただ、「来いよ」の後が逃げ回るだけなのは気になりました。戦わなくても何かを仕掛けて欲しいなと思いました。

期待賞+審査員特別賞+初投稿賞

ic(イック)
49P
青島月久(28) 東京都
合計賞金18万円
期待賞10万円+審査員特別賞5万円+初投稿賞3万円
原泰久先生
絵が良いですね。ネーム構成の工夫と大きな話にトライし、この完成度で描ききったことは大いに買います。
編集S
作者なりに考え抜いて作品に向き合っているが…世界観そのものに独自のものは見当たらず、キャラクターたちを結びつける鍵も曖昧なままなのが残念です。
編集S
作者自身の世界観は持ち合わせているものの、理屈を描く事に清一杯でその世界で生きており、掟を背負うはずの主人公達の魅力が伝えきれていない。
編集I
ネーム量も多く、設定の理解を読者に求めすぎている。だが絵柄・構成ともにとても丁寧に向き合っているのは好印象。読者をより意識した作品作りを心がけて下さい。
編集K
ダオがすべてを悟りし者として描かれているが、存在としてのパーフェクトさとは別の心の揺らぎは持たせても良かったように思う。
編集K
次回作、打合せしてどうなるのか気になります。
編集S
ずっと立ち話しているだけ。主人公は「設定」じゃなくキャラ。世界を理解させるためにキャラを使役させてはいけない。
編集Y
打ち合わせをきちんとやったあとの次回作に期待します。何度も繰り返して…というよりはそこに全てが凝縮されそうな気がします。
編集S
随所に良い表情が見受けられました。次回作は設計図から担当と作れば、もっと良いものが出来るのではないでしょうか。
編集F
何年かぶりに目覚めた設定なのに、主人公がアンカシンを見て驚かない。そこで目線の頼りを失いました。かつこの情報量、溢れてます。作者の中では相当練りこまれてると思いますが、初見ではちょっと置いてけぼりにされます。
編集K
言葉遣いに程々ながらセンスを感じる。50Pとはいえ、主人公の葛藤・世界観の提示も出来ている。各配置から読みやすさも意識しているように見える。今後に期待したい。
編集T
この話を通して作者が伝えたいことが伝わる良い作品だとおもいます。ただ、人間が不要になった理由が明示されていないため、第二世代が蔓延した理由がわからないのといまいち主人公の持つ恨み的なものが明確になっていなかったのが勿体無いなと思いました。
編集M
SFながらテーマ、設定共に解りやすかく、キャラも立っていると思います。シーンの見せ方もキレイでした。アカトラのキャラがややブレていたことと、人類の状況について理解しづらい部分は少し気になりました。

期待賞+審査員特別賞+初投稿賞

ねじまき
30P
邉田恒樹(19) 大阪府
合計賞金18万円
期待賞10万円+審査員特別賞5万円+初投稿賞3万円
原泰久先生
面白かったです! 19歳でこのSFを描ききったのもすごい! 他の作品も読んでみたいです。
編集S
諸々の設定がほったらかしですが、あえてこの題材を描こうという姿勢は買えます。
編集S
読み手を最後の最後で感動させる、それまでのエキセントリックな世界とは真逆の人生の真理を突いた答えを用意して欲しかった。
編集I
独特の世界観を醸し出していて、造形も独自のものがある。まずはいろんな題材で描かせることですよね。
編集K
説明が足りないわけでもなく、こっちの理解が追いついてないだけなのでは…と思わせるなにかがあるような気がする。隊長たちとのやりとりの部分が意外と普通だったので残念。
編集K
独特の感性をまっすぐぶつけています。
編集S
こういった内容の漫画を描かれる新人さんはそうそういないので大好きです。
編集Y
画力はありますが、何のはなしだったんだろうという印象です。
編集S
独創性に溢れていて良いと思いました。気持ち悪いものを、本当に気持ち悪く描けてるのも良いと思います。ただ、気持ち悪いだけのものに特に需要はないと思うので、それ以上の何かがあれば良かったと思います。
編集F
気持ち悪さ、奇抜さを意図してるであろうわりに、正直そんなに気持ち悪くなかったです。若く意欲作だと思いますが、舞台設定の期待値からすると、もっと突き抜けたおぞましいものが欲しかったです。
編集K
このデザイン(特にスーツ)、食べた側が自分から吐くという流れ、残酷な?結末…。今後に期待です。
編集T
狂気というか変態性的なものを感じました。展開がシュールで不覚にも笑ってしまいました。読み切りとしては良いとは思いますが、これからもこういった作品だけだと先が見えづらいかなと思います。
編集M
主人公の卑俗さや各デザインも良かったです。オチまでの流れや、最後まで話が通じないのも楽しいです。気になった点は、画面が単調に感じました。後、ねじの巻きなおしだけでは「死なない」訳ではないのではと。

期待賞+初投稿賞

正義を叫ぶ牛タン
50P
宮内貢(25) 愛知県
合計賞金13万円
期待賞10万円+初投稿賞3万円
原泰久先生
タイトルと裏腹にシリアスな内容で驚きました。独特の読後感が残るパワーのある作品だったと思います。
編集S
良い意味での気持ち悪さを含めた、常人では計り知れない発想力と(描いた)行動力は気になります。
編集S
狂った世界を描くからこそ、主人公達には正常な、まともな思考が多少は必要だったのでは。
編集I
造形と表現はあまり見たことがない部類。言いたいテーマを伝える以上に、見た目の世界観の主張が勝っている気がした。
編集K
牛頭人の造形もだが、人物も読まれるキャッチーさは追求しないと、いろいろ読者を突き放しすぎてる。
編集K
気になる…。ハッピーエンドなのに読後感が悪いのも、気になります。
編集S
冒頭のビジュアルのインパクトすごい。話は意外とラストにいくにつれ普通になっていくが、ビジュアルで圧倒するスタイルの新人はあまりいないので期待したい。
編集Y
良い意味でも悪い意味でも狂気を感じさせる作品でした。「助けを求めている人間を助けろ」というメッセージが先にありきだったんでしょうか?
編集S
今回の中では、導入で引き込む意識はあった方なのではないかと思います。
編集F
画面の衝撃が凄まじいですが、猫や腫瘍のくだりもちゃんと後半のメインに活かされていて計算されてると思いました。セリフとジョークも切れてると思います。展開の予想がつかず、良い意味で裏切られました。
編集K
展開と全く比例しない、この冷静で落ち着いたコマ運びと各キャラの表情群…。このギャップすら狙っていたというのであれば、あとはもう少し強かに探り狙うだけなのでは。
編集T
人間の美しさが妙に映える良い漫画だなと思いました。どこまでギャグで、どこまでシリアスでといった線引きが重要になってくるのではないでしょうか。
編集M
全体的に振り切れていてとても良かったと思います。設定も非常に考えられていると感じました。終わり方も綺麗で、よく纏まっていたと思います。

期待賞+初投稿賞

バーテンダーには向いてない
36P
東野俊(21) 愛知県
合計賞金13万円
期待賞10万円+初投稿賞3万円
原泰久先生
入りは面白いと思いましたが、すぐに失速してしまいました。主人公の魅力がもう一歩欲しかったです。
編集S
36Pこれといった起爆装置なしで終了。主人公にマンガらしい「ルール」があれば…。
編集S
主人公のキャラが平坦で終わってしまったことが非常に残念だが、ワンアイデア加えるだけで完成度があがる域には達している。
編集I
最後まで期待させておいて特殊能力は特にないという、あくまでも純粋な心を持った青年のストーリー。これはこれで世界観がきちんと作れている。
編集K
なんで店の酒を飲むのかとか、接客態度とか、店員としてのスキルとか、人の話を聞かないところとか、なにか後半でうまい説明というかキャラづけがあるのかと思ったらそれもなく、魅力に繋がっていない。
編集K
女性らしい作風です。
編集S
主人公の見栄の切らせ方とか、それを見たオーナーの対応とか、浪花節をきかせていてうまいです。
編集Y
どういう話なんだろうと探ろうと思えば思うほど、キャラ、世界観ともに遠ざかっていく印象です。
編集S
主人公が、ちゃんと主人公として特別な感じがしました。どこをどう、どんな気持ちになって楽しむ漫画なのか、明確なパッケージがあれば、なお良かったと思います。
編集F
プラマイマイナスという印象です。終盤の客への説得シーンを踏まえても主人公への好感度が回復しませんでした。何か主人公なりの理由というか、不器用な表現というか、彼の寄行に対する誰かのフォローがあればまた見え方も変わったと思います。
編集K
「めくり」や「キャラの好感度」に対する意識の高さが窺える。作りや展開は単純だが、一つ一つに+αをしていけば良い作品が作れそう。
編集T
主人公のおとぼけ具合や不器用なところを書きつつも、大事なところで狂気的な部分が出るかと思いきや真面目に対応をおこなうところなどキャラに好感が持てました。店長の態度や二人の掛け合いを見ていて面白かったです。
編集M
ヒースの表情が良かったです。掛け合いも好きでした。絵も見やすく、キャラも面白かったです。ただ、ヒースが酔っているのがわかりにくかったかなと思います。飲んでる理由もわからなかったので。後、終わり方として親玉(?)の地主の息子が放置されているのは気になりました。

期待賞+初投稿賞

陰陽道SK8
47P
高田涼平(25) 神奈川県
合計賞金13万円
期待賞10万円+初投稿賞3万円
原泰久先生
入りは面白いと思いましたが、すぐに失速してしまいました。鬼なのかスケボーなのか要素をどっちかに絞るべきだと思います。
編集S
素材を回収しきれていないものの、大まかな筋は通っています。
編集S
鬼退治とスケボーの組合せに最後まで違和感はあるが、力技で読ませる画のテンポと強さは感じる。
編集I
数珠の回転力を生かすためにスケートボードを武器にするアイデアは面白い。父の時代からスケボーを武器にしてきた背景がほしかった。
編集K
独特のテンションの高さとスケートと陰陽師の組合せの奇抜さ(?)など、作者の個性はおもしろい。ただ、会話しているようでかみ合ってないセリフのやりとりや、世界観の説明不足などの未熟さの方が目に付いてしまう。
編集K
六畳一間、かつてヒーローだったオールドヒーローなど、ヒーローという言葉のギャップとして用意された設定がうまくいかされてない。
編集S
少年誌ど真ん中っぽいものを描きたさそう。絵もコマ割りも、これからさらに伸びそうな資質があると思います。
編集Y
スケボーと陰陽師を組み合わせるという大技が、上手くハマっていないように思います。最後の「一晩くらいまかせろ」はちょっと意味がわかりませんでした。
編集S
何か一個ハッタリの聞いた嘘で圧倒してほしかったです。決め絵の構図などは頑張ってると思いました。
編集F
鬼退治かスケボーどっちかに要素を絞るべきだと思います。後半見開きの主人公の見せ場は良いですが、冒頭妖怪も知らなかった段階からこの活躍となると説得力が薄く、彼は何者なんだろうという疑問がわいてしまいます。
編集K
若い登場人物の「向こう見ず」な空気感を作品全体から醸し出せる作家さんは少ない。絵柄に合った設定を作りこめるかが鍵では。
編集T
敵をスケボーで倒すというあまり見ない類の漫画でラストにかけての疾走感は感じました。ただ、なぜスケボーでなければいけないのかということや陰陽師の設定、なぜ陰陽師じゃない人間が武器を操れるのかといったところの説明の工夫が欲しかったです。
編集M
「スケボーで鬼をぶった切る」というコンセプトと見せたいシーンがハッキリしていたことは良かったです。キャラからも熱意を感じました。一方でストーリー、設定、絵の拙さも感じました。特に、主人公達が、スケボーや退魔師に対してどんなスタンスなのかを明確にして欲しいです。

期待賞

スピードフェニックス
47P
芽庭メオ(28) 東京都
合計賞金10万円
期待賞10万円
原泰久先生
ギャグなのかシリアスなのか悪い意味でまとまりが乏しく、読みにくかったです。
編集S
大袈裟なアクションとは裏腹なデリケート案件が噛み合っているのかな?
編集S
構成力があるため、読める。が、肝心の社会背景を含めたSFアイデアと人間ドラマが弱く、残るものがない。
編集I
終盤の畳み掛けるような裏設定の詰め込みには読者はついていくのが難しいかもしれない。
編集K
この世界の小道具・設定、アクションパートの描写力不足、人間ドラマの部分の動機の説明不足など、細部への丁寧さを身に付けてほしいが…。
編集K
内容は理解できますが、キャラに魅力がありませんでした。
編集S
SF的設定を提出してくる力は買います。
編集Y
なかなかついていくのが難しい漫画でした。「自殺阻止隊」というキャッチーさだけはあったように思います。
編集S
何を面白がれば良いのか不透明でした。恐らく、設定を突然多弁に語る主人公は楽しむポイントではないと思いますが。
編集F
話の筋は通ってると思いますし、メッセージも分かるのですが、やや説教臭く感じてしまいました。掛け合いが多いので、もう少しセリフを抑えてシンプルに読みたいと思いました。
編集K
テンポ、キャラの登場のさせ方、新情報の出し方に難有。素直なアメコミヒーローモノの方がハマりそう。
編集T
キャラだったり話しだったりはそれなりにできていると感じました。ただ命を奪ったり最後にはまた救ったり、元隊長が何をしたいかがいまいちわからなかった。もう少し設定やキャラの深堀が必要ではないかと思います。
編集M
カッコイイです。特にセリフ。ハードボイルドキャラ、自阻隊などの設定も好きです。掘り下げやすい部分が多いと感じました。一方、バイクに乗っている人を撃つなど、勢い先行な感もありました。テーマでもあるので、自殺についてももう少し踏み込んでもいいのかなと思います。

期待賞+初投稿賞

デジタル
40P
桜咲見太(19) 愛知県
合計賞金13万円
期待賞10万円+初投稿賞3万円
原泰久先生
面白かったです。ただ後半にいくにつれ、勢いが落ちるので、ラストはもう一驚きあればさらに高評価に繋がったと思います。
編集S
消去プログラムに意志を持たせたのは一発アイデアですが、この読みきりに限ってははまっています。
編集S
ヒロインの日常をふんだんに描いた上で、宿命が暴かれ、そのうえで世界を救う選択をするのか否か、という結末を描くべきでは。
編集I
混みいった設定を上手くまとめている。現状まだ絵柄は拙いですが、どんどん描いて研鑽して下さい。
編集K
プログラムvs人間(心)の話で、プログラム側が論理的でないのは致命的な気がしますが…。
編集K
もう少し打合せの段階で作品の密度を深めて欲しかったです。
編集S
漫画において、記憶と世界は扱いにくい…。違うテーマのSFバトルものとか見たいです。
編集Y
作品が十分な理解を得られる構造になっていないのですが、表現に力強さがあるとおもいます。大幅な成長を期待したいところです。
編集S
ありきたりな話に見せかけて、随所に楽しませる工夫があり、良かったと思います。
編集F
導入から扉の入り方と後半の演出にセンスを感じます。神視点で読むしかないのですが、彼女視点のどんでん返しではなく、こういう見せ方もアリなんだなと勉強になりました。
編集K
テーマの取捨選択を。女の子、モンスターへの努力は窺える。今後に期待。
編集T
彼女の心情がよく表されているなと思いました。黒いミクロが破壊を遅延させる効果があると思わせないミスリーディングが少し不十分で、いまいちミクロの動きがわからないのが問題かなと感じました。
編集M
女の子も可愛かったですし、最後の流れはすごく良かったです。ただオチが読めてしまう点、この手の作品でプログラムのあり方に触れていない点は気になりました。作品としての娯楽性、読者がどこを楽しめばいいのかはっきりさせた方がいいのかなと思いました。

期待賞+初投稿賞

PUNCH LINE
32P
西條廣美(27) 千葉県
合計賞金13万円
期待賞10万円+初投稿賞3万円
原泰久先生
面白かったです。今期で一番楽しく、テンポよく読めました。
編集S
超能力ものの約束事として大切なのは代償があること。能力並行(上乗せ)バトルでは読み手の共感は得られません。
編集S
「飲むと発した言葉通りに相手が洗脳される」というアイデアが、クライマックスで放置されたのは残念。洗脳可能だが、自身の言葉で何かを獲得する、という定石を抑えて欲しかった。
編集I
ドリンクのおかげではなくて、あくまで本心を表現する“手助け”であるべき。であれば効果が切れた後に自分の力で打ち負かせたらカタルシスがだいぶ違ったと思う。
編集K
バトルモノの蹴りや剣戟、必殺技などがラップバトルに置き換えられているのだとすると、そこが伝わらないのは厳しいような気がします。
編集K
主人公への共感or憧れを投影させようとしてない。アイテムを誰がどのように使うとドラマとして盛り上がるか(デスノートをどういうやつがどういう目的で使ったら面白いか)という発想が欲しかったです。
編集S
最後「パンチライン」に頼っちゃだめじゃない? あるいは、MCバトル後、「最後渡したのはただの水さ」「じゃあ俺の最後のライムは…」「おまえ自身の言葉だよ」…的な展開が1つの定石では。
編集Y
主人公の言いたかったことがわからないまま終わった印象です。結局、なんだったんだろう…と。勢いまかせのハッタリで伝わってくるものがありそうですが…
編集S
ラップバトル勝利判定基準の都合が良すぎます。モブのリアクションがあれば。
編集F
冒頭テンポが良くていいですね。けどメインのシーンで、言わなきゃいけないことは自分の口で言って欲しかったというか、道具に頼ってはせっかくの良い表情が台無しです。生身でチートに立ち向かうところに熱さがあるのでは。
編集K
テンポも良く、ピスタチオから窺える作家性もありそうなので、ネーム原作で作画探しでしょうか。
編集T
ラップの魅力をいかに漫画に落とし込むか、そこをより突き詰めないと難しいと思います。
編集M
テンションと勢いは好きです。色んな楽しみ方ができる気がします。オチも良かったです。気になったのは、最後までドーピングで勝つのはどうなのかなという点です。馬鹿馬鹿しさで推すのか、ラップバトル漫画として推すのかで、方向性を示した方がいいのかもしれません。

[ショート部門]

受賞作無し! 審査員をアッと唸らせる短編漫画をお待ちしています!!

#038 審査員キングダム原泰久先生

上位の作品はハイレベルだったと思います。作品によってそれぞれ持ち味が違うので甲乙つけがたかったです。全体的にストーリーが面白い作品が多く、その反面、魅力的な主人公はいなかったように思います。「この主人公の続きが読みたい!」と思わせる主人公を求む!

編集部総評

最終候補作の本数が多いのは大変素晴らしいです。読む人間によって意見が分かれる、個性豊かでアクの強い回でした。ただ設定を難しく練りこみすぎたり、小さな嘘を積み重ねた結果、リアリティの欠如に繋がってしまっている作品がいくつか見受けられたので、フィクションの量に注意を払いましょう。

#037 2016年7月期 4本受賞!!