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Online Manga List - オンラインマンガ一覧

[ストーリー部門]

月間ベスト+佳作+審査員特別賞+初投稿賞

□×努力=勝利
36P
峰博士(26) 福岡県
合計賞金53万円
月間ベスト10万円+佳作30万円+審査員特別賞10万円+初投稿賞3万円
赤坂アカ先生
テーマのチョイスが秀逸。ヒロインのキャラも立っています。しかし、題材に論理を用いる以上、わかりやすさが過剰に欲しい所。あとやっぱりヒロインの泣き顔・テレ顔はアップでドカンと見たかった。
編集S
ページ数内ではまとまりにくい内容ながら、描ききっているのは評価に値します。キャラクターとこの発想を磨いていけば、将来的にも武器になっていきそうです。
編集S
独自性のあるヒロインと、それをバックアップする登場人物の関係性をバランスよく描けている。ドラマを無理につくらず、キャラと日常を中心に描いたほうが旨みが伝わりやすかったはず。
編集I
いいキャラだと思います。女子マネというところが特に良い。画力や構成力はまだまだだが、このキャラでもう一度しっかり読切を作ってみてはどうでしょうか?
編集K
進藤さんのキャラはよいのではないでしょうか。が、理論女が感情にほだされて…というのは読めてしまうので、そう思わせての理論、でキャラを貫いて欲しかった気も。
編集K
人間を立体で描けるように頑張って。話は分かりやすい。
編集S
キャラがいいので、活かしていってください。
編集N
やりたいことはわかるのだが、アイデアに埋もれて読み味に気持ちよさがない。読みきりでやるなら試合じゃなくて、野球と数学という部分に割り切って一緒に甲子園目指すってなるとこまででもよかったのかなと。ただキャラで回そうという意志は評価。
編集O
割と面白く読んでしまった。野球に興味ない人からしたら、どうだろう?進藤さんの野球理論、しっかりネームを作れば、かなり面白いマネージャーものになる気がするが…。
編集K
キャラクターで闘おうという意志は高く評価したい。あとは見せ方次第。
編集M
設定などの方向性は面白いとは思いましたが、途中からセリフが頭に入ってきませんでした。しかしそれも含めてヒロインはいいキャラだったかもしれません。やりたいことは伝わってきました。
編集T
データとスポーツというハマる組み合わせではあるが、言っている事が少し固すぎると感じた。

期待賞+初投稿賞

水底から見つける
32P
村上康太郎(22) 愛知県
合計賞金13万円
期待賞10万円+初投稿賞3万円
赤坂アカ先生
この題材に真っ直ぐ挑んだ姿勢に好印象です。ただラストと冒頭の繋がりに気づくのが難しく、そこの改良が必要かも。読む側は5P前の展開を忘れると思って描いた方が丁寧な漫画になります。
編集S
ドラマの設定や台詞回しが少し古い。また「2回絶望する主人公」など明確な欠点はありますが、人のために出来ることを成し遂げたと言う意味でキャラクターは立っています。
編集S
最初から最後までキャラの視点で心情を丁寧に描いており、好感が持てる。情景に頼りすぎるとドラマが軽くなるので注意を。
編集I
才能、カメラ、不治の病と新人が感動話を作るための材料がそろいすぎて安易な印象は拭えないが、一生懸命描く姿勢は感じられる。挫折した描写をもっと欲しかったのと、特にクライマックスの流れ星の写真を集めた絵は、見開きにするくらい思い切るべきだったかな、と。
編集K
ときどきよい表情を描く。うだつのあがらないボーイミーツ意味深なことを言う薄幸のガール、短く幸せな日々が終わりを告げキミの願い叶えたい。…新人賞にありがちな設定から抜け出し、画力と構成を磨いて欲しい。
編集K
道徳の授業で読むような漫画。エンタメに昇華しましょう。
編集S
感情を照れなく描けるのはよい。あまり動きのない話だが、アングルを工夫して、わかりやすく描いているのもよい。話と絵は発展途上なのでレベルアップを。
編集N
「写真と病気と女の子の死」みたいな内省的な題材はこれで卒業しよう。特に興味を惹かれない(野暮ったくて才能もなく自信もない)男の過去話を聞かされるのはリアルでも興味湧かないので、工夫を。
編集O
内容は平凡だが、人物の気持ちを丁寧に追おうとしている作りと、ネーム割の見せ方は良かった。同情される主人公ではなく、魅力的に見える主人公の物語を目指して、次回作を目指して欲しい。
編集K
女の子のキャラデザ・眉毛…これはあえて? 主人公にまずは魅力を。
編集M
見せたいシーンをアピールできていると感じました。話も良く纏まってると思います。しかし話の展開がありきたりで、娯楽性が乏しいです。背景などは丁寧だとは思いますが、もう少し女の子が可愛ければなとは思いました。キャラ等での引きに欠けていると感じます。
編集T
話としてはまとまっていると思う。絵はまだまだ練習が必要だと思うし、男女共に魅力がないのでどちらかでも魅力的なキャラにすると良いと思う。最後が綺麗で素敵でした。

期待賞+初投稿賞

カンプノウに流星群
43P
河島笑利(21) 群馬県
合計賞金13万円
期待賞10万円+初投稿賞3万円
赤坂アカ先生
絵はハイレベルで、情緒ある掛け合いにセンスが有る一方、わかりやすさが犠牲になっています。状況説明や、人物対比(印象強化)だけは徹底し、作者と読み手が同じ目線で物語を見れる工夫が欲しいです。
編集S
台詞・吹き出し読みにくい点は多々あるものの、キャラクターの機微を描けるセンスがあります。
編集S
格差と友情、スポーツとど真ん中の要素が揃っているわりに描写と構造のせいで散漫な印象に。読み手の感度に頼らず、わかりやすさを心がけた作風に調整を。
編集I
無類のバルサ好きなのは伝わったけれども、読者を楽しませようとするエンターテイメントにはなっていない。ほとんどの人がこの限定的な世界は意味わからないと思います(カンプノウもほぼ知らないでしょう)。
編集K
YJ的な絵柄ではないかもしれないが、画力もネームも圧倒的センスを感じさせる(サッカーを描いているが、肝心のアクションは苦手なのかも)。これをどれくらいで描いたのだろう。サッカーは好きで詳しそうだが、他のテーマでも描けるのか。
編集K
あまり見ない絵柄ですね。全体的にもう一押し。
編集S
耽美サブカル寄りの絵柄なのに、話は少年誌っぽい。まずなにより絵を、もっとポップで一般読者になじめる方向に。
編集N
2人の少年の核となる何かがなんだかよくわからない要素で埋め尽くされてて、感情移入どころじゃない。これ普通にその辺の少年サッカーチームの話にしぼったほうがよかったのでは。
編集O
スペインの下部組織の少年たちについての予備知識がないと物語に入っていくのが辛い。おそらく作者が愛情を持って描いているのであろうその世界を、知らない読者に伝える構成で描いて欲しかった。
編集K
キャラも、設定も、珍しいものをやるのであれば、それ相応のわかりやすい説明を。
編集M
新鮮だと感じました。舞台も設定も面白かったと思います。複雑な感情を描こうという気概を感じました。ただBLっぽさが気になりました。後、僕はサッカー知識が皆無だったので少し読みにくかったです。絵もやや見づらかったです。もう少し話の盛り上がりを見たかったです。
編集T
絵は綺麗ですね。主人公に成長が起きない物語で、周りが脱落するだけで面白みが感じられなかった。主人公の心情や表情の変化が明確にある方が読み応えがあるのではないか。

[ショート部門]

期待賞

ぬーそーがーミヤコちゃん
8P
トミノフジン(28) 東京都
合計賞金10万円
期待賞10万円
赤坂アカ先生
画は完成してる一方、沖縄という題材を、そして土産屋の発明王というキャラを料理しきれていない印象。この題材なら沖縄の美しい風景に対比的な研究所とかで話を作ったりした方がいいかも。単なる珍土産紹介漫画になってるので何故沖縄なのか、読者が喜ぶものは何なのか? 沖縄の楽しさとは何なのかを突き詰めてもらえたらと。
編集S
観光客向けマンガ?直球すぎでしょう。地元であるからこそできる、沖縄(住民)の意外性(本音)が見たいです。
編集S
ヒロインの発明好きとその根拠&「サー」の語尾&日焼けめがね/沖縄(島)という舞台/幼馴染という読者目線、基本要素は揃っている。どの方向に拡がりをつくるか、が試しどころ。
編集I
豚のくだりは面白かったし、女の子キャラの天然ぷりも好感が持てました。沖縄ネタの続きでもいいし、他のテーマでも見てみたい。
編集K
キャラ、ギャグ、沖縄あるある…すべてが中途半端では?
編集K
ギャグがB級。なくすか変えるか、どちらかに。
編集S
沖縄キャラでかけぬけるダッシュ力が足りない。
編集N
ご当地漫画を土産物屋の女の子って設定にすると、「誰でも知ってる観光向けの側面」しかネタにならず、PR漫画になってしまう。こういう側面を否定して「ホントウの沖縄の魅力に迫るキャラ」にするから面白いんじゃないかね。海もないし、食もないし、県民性もない。
編集O
作品の軸が定まっていないのを、沖縄感と方言で誤魔化している印象。二人の戯れをただ見せられている感じ。キャラが足りない。
編集K
徹底した突き抜けたマニア向け沖縄カルチャー紹介コミック!"で突き抜けるくらいしないと。狙いを明確に。"
編集M
楽しんで読めました。ミヤコちゃんもカワイイので、嫌いじゃないです。沖縄と発明家という組み合わせも目新しいと思います。ただインパクトに欠けるなとも感じました。実質的な発明も乏しく、沖縄ならではのネタというよりも、ネタに沖縄を利用しているという気がしました。
編集T
ネタに全く威力を感じないので、ただのほのぼの日常の絵日記を見ている感じ。

#037 審査員かぐや様は告らせたい
~天才たちの恋愛頭脳戦~
赤坂アカ先生

サッカー、野球、沖縄、写真と、専門知識を押し出した題材が今回多かったように思います。ただ、専門的なテーマは大きな武器になる一方、同時に読者目線を失いやすい「諸刃の剣」であることも忘れないでください。漫画業でいうと「Gペン位普通知ってる、ネームくらい普通知ってる、写植もゲラも知ってて、それが当然でしょ」…みたいな"思い込み"を起こしやすいです。今回は全体的に「漫画における親切さ」が欠けていた印象を受けました。理解できない読者を切り捨てる漫画家は商業的とは言えないと思います。今一度、小学生や自分の祖母、酔っぱらった友達などに読んでもらうつもりで漫画に向き合ってみてください。

編集部総評

読み手にとって“わかりにくい”物語が面白く読まれることはありません。読者にわかりやすい設定、共感を呼ぶキャラクター、そして関係性の見せ方に工夫を凝らしましょう。今回の応募作の中には、"わかりやすさ"が欠如していたがゆえに「あと一歩」という作品が少なくありませんでした。キャラクター・絵が大切な要素であることは言うまでもありませんが、その上で「誰でも」楽しめるマンガ作りを意識してみましょう。

#037 2016年7月期 4本受賞!!