稲葉みのり先生特別インタビュー公開！！
稲葉先生に新人作家の創作に役立つ知識や考え方を伝授していただく企画！
第1回 新人作家必見！稲葉先生の漫画術!!
読みやすく、分かりやすい漫画づくりとは!?
――読みやすいコマ割りのために意識していることを教えてください。
また、コマ割りについて参考にしている作品があれば教えてください。
――キャラを表現するデザインに関してこだわりを教えてください。
キャラデザインはシルエットと私服を大切にしています。キャラクターの個性や価値観を私服が一目で表現できてしまうのでとても大切にしています。
渋谷くるみは「清潔感、真面目感、落ち着き感」を演出したく、ボタンのある服、四角のモチーフを選んでいました。
物語が進行し、押上加住と出会い、服の好みが変化させていますが、それは、心の変化を服の変化で感じ取っていただく狙いです。
押上加住との出会い後は、ボタンや四角のモチーフもありながらフリルを可愛いと思うようになっている！
桃園朝日は「キュート、元気で明るい」を演出したく、フリル多め、リボン多め、スカート丈短め、髪の毛短めで描いていました。
――日常のセリフについて、読みやすいキャッチボールにする方法を教えてください。
セリフは恥ずかしさを捨てて、実際に声に出して自然かどうか確認しています。独りよがりにならないように映画やアニメをネーム前に観ます。
次回は、新人作家必見！稲葉先生の作業環境!!
コマ割りではいつも右ページ1コマ目に驚きや感動があるよう意識しています。
（参考にしている作品は）『名探偵コナン』です。「誰がどこで何をしているか」がわかりやすい素晴らしいコマ割りの参考作品です。