『映画 ゴールデンカムイ ビジュアルブック』
2024年1月19日(金)発売
B5判 112ページ
2,420円(税込)
ISBN 978-4-08-790153-5
――主人公・杉元佐一を演じた『ゴールデンカムイ』への印象を教えて下さい。
たくさんのキャラクターが出てきますが、一人ひとりに個性と正義と信念があって魅力に溢れているところ。24人の囚人の刺青を集めたら、金塊の在り処がわかるという設定も面白いですし、食事のシーンや出てくる料理、シリアスな場面とコミカルな要素とのギャップと引き込まれる要素がてんこ盛りで、なにより文句なしに面白いことが最大の魅力だと思います。これを実写で演じたらどうなるんだろうと、ワクワクしながら何度も読み返しました。
――杉元佐一という役とどのように向き合いましたか?
杉元は生存本能がとてつもなく強い男。傷の治りが早いという体質的な部分もありますが、 「不死身の杉元」と呼ばれるほどの生命力や生への執着を、二○三高地では特に意識しました。なんとしてでも生き残ろうとする執念の裏には、目の前で命を落とした親友・寅次との約束を守り、彼の妻で幼馴染みの梅ちゃんの目を治してあげたいという想いがあるんですよね。本来は自分のためでなく人のために行動できる心優しい人なんですけど、過酷な戦場で人間として大切な何かを失ってしまった。それがアシㇼパさんと出会って、食べ物への感謝の気持ちを取り戻していったり、自然と共生していく生活の中で、少しずつ心がほどけていくというか、浄化されていく。そういう杉元の心の変化を丁寧に演じたいと思っていました。
インタビュー全文は『映画 ゴールデンカムイ ビジュアルブック』にてお楽しみいただけます
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