『歩むべき道を教えてくれた北極星』
15歳 男性
好きなキャラ:嬴政
僕にとって「キングダム」は、将来の夢を与えてくれた、僕の進むべき道を教えてくれた、挫けそうなときは助けてくれた北極星のような存在です。
キングダムと僕が出会ったのは、中学2年の冬でした。まだまだ、自分の将来の夢が漠然としており決まっていなかったときに友達から勧められました。最初は驚くべきことばかりでした。漂かっこいいと思ったら一瞬で殺され、嬴政の性格が史実と全く違う、分厚い唇に巨大な体躯の特徴的であり、史記には少ししか載っていないのに物凄く強い王騎などです。ですが、2人の戦争孤児が成り上がるストーリー展開にハマっていき、嬴政の中華統一を成すという夢を楊端和に語ったときの鳥肌そしてド・ハマりしていきました。読み進めていく中で王騎や廉頗、麃公、龐煖の圧倒的な「武」がクローズアップされやすい中で僕は昌平君や呂不韋、蔡沢、李斯といった秦国の根幹をなし、武将を裏から支援する(戦争を行う前提の下準備、予算編成など)「文官」がめちゃくちゃクールだと思いました。彼らがいなければ信たちは活躍する土台(戦争)すらないし、戦争という非日常ではなく常に秦国に貢献し続ける姿勢に憧れるようになりました。その中でも呂不韋が李牧から交渉で秦趙同盟+重要 拠点をもぎ取ったり、李牧の秦への合従軍、逆に蔡沢による斉国の合従軍離脱など話し合いだけで戦場で「殺しあう」より外交という卓上の究極の化かしあいで血を一滴も流さず戦局を、そして中華全土を180度変えることが出来るのが凄いこんな事が出来るんだと思いました。
嬴政と李牧が舌鋒を交わしあったとき嬴政は「武力を以って中華を統一し、恒久平和を創る」李牧は「七国同盟により恒久平和を創る」という真逆の理想を双方は掲げていました。
僕は、嬴政の言った武力を以って平和を創るのも分かりますがそれ以上に李牧の言った七国同盟に深い驚愕と共感をしました。そして、今の世界情勢も春秋戦国時代のころと似ています。各国が己の利権だけを考えて行動し、戦争・紛争の絶えない状況です。そして嬴政・李牧、作中人物達が願った恒久平和はまだ訪れたことがありません。人間は過ちを繰り返し、何故かそれを学ばない。ウィルソン大統領が提唱した国際連盟もそののちにできた国際連合もロシア・イスラエルの侵攻を止める事すらできないです。そんな状況を変えたいとキングダムが思わせてくれました。そこで冒頭にもつながる将来の夢が剛成君蔡沢のような「外交官」を志すようになりました。「外交官」になって今の世界を変えることが出来るのは李牧が言った「七国同盟」です。この内容を少し変え例えば、一国が背いたら残り6国で攻め滅ぼすのを、経済制裁に替えたりなど現在の国連をグレードアップさせた七国同盟+国連の良いところを取ったものを創り、嬴政・李牧など彼らの願った世の中を 2000 年後の今に実現できる外交官に成りたいです。それを実現するには並大抵の努力では意味がありません。そこで、主人公信の「愚 直なまでの真っ直ぐさ」最も好きなキャラクターの嬴政の「中華統一の大望を成すための不屈の闘志」を受け継ぎ、キングダムから今の世界を変えたいです。そして、キングダムは世界を変えることのできる唯一無二の存在です。