85th.
タイガース完敗
そして高橋が…
オオルリ杯に優勝し、ジャパンオープンに出場したタイガース。戸川の親友・山内が久々に練習に顔を出しチームのヤル気もMAXだったが、初戦の相手・強豪ウォリアーズに序盤から力の差を見せつけられ、いいとこなく完敗を喫してしまう。そのウォリアーズの次戦はタイガース。下馬評では不利の予想もドリームスがリードする展開に。さらにベンチを見ると野宮の気になる男の姿が…。
86th.
ドリームス涙のV
野宮、また逆上
ジャパンオープンは全国ベスト4のウォリアーズに勝った勢いに乗ってドリームスが優勝。戸川らタイガースの面々はライバルチームの優勝にショックを受けていた。一方、野宮は会場で会った高橋に「太りすぎだろ」と言われ、封印していたトライアウトの悔しさが再熱し、またもやケンカをしてしまう。そんな中、傷心の戸川の元に、ナガノのドイツ行きと自身の日本代表候補落選の知らせが…。
87th.
安積が帰国!?
戸川は夢を宣言
母親の命日にお墓参りに行った戸川だったが、目の前にロンドンにいるはずの安積の姿に呆然とする。ここのところ陸上部時代の夢をよく見ていた戸川は改めて母から「原点に戻りなさい」と言われてる様な気がした。そして安積に「パラリンピックで金メダル」と宣言する。また、ようやくボールに触れた高橋だったが、健常者時代に得意だったシュートが打てないでいた。
88th.
心が折れた高橋
野宮ついに逮捕
ついにシュート練習を解禁した高橋だったが話にならず、さらにはチームの全体練習に初めて参加するも全く動けない自分に自信を失ってしまう。しかもその失態を野宮に見られ写メまで撮られるといういう屈辱。完全に心が折れた高橋、再びコートに戻ってくるのだろうか?そんな高橋の姿を見て、何かを感じて動き出した野宮。その矢先、警察官から「一緒に来てもらっていいですか」と連行されてしまう。
89th.
孤独な留置所で
自問自答する野宮
ついに留置所行きとなってしまった野宮は「どこから俺、おかしくなった?」と、ようやく自分と向き合っていた。思い出すのは高橋とのことばかり。中学時代から大会などでお互いを認め合っていて、さらに、“父親がいない”共通点もあって、西高入学後、すぐに仲良くなった。野宮としては最強の相棒を得たつもりだったが、いつしか歯車が狂い始めていた。同じ頃、失意の高橋はリハセンから脱走していた。