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夢現
66P
編集部講評
少し画面が暗すぎる気もしましたが、一貫して世界観に合ったダークな雰囲気を描けていた部分が好印象でした。主人公の兄に対する異常なまでの執着が情感たっぷりに描けていたことも良かったです。一方でラストは読者を置き去りにしている感が否めませんでした。バッドエンドは読後に虚しさだけ与えがちなので、必然性とメッセージ性をもって読者に納得感を与える構成にする必要があると思います。
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葬儀屋ハカアラシ
55P
編集部講評
主人公の覚悟の過程が丁寧に描かれている点が良かったです。また悪霊のデザインや思い切った構図、序盤のミスリードなど、漫画力の高さを感じました。一方で理解しがたい台詞回しや蛇足に感じる設定があった点が残念だったので、自分が描きたいものと、作品の中で描くべきことをもう少しシビアに判断してみましょう。
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天泣の音
10P
編集部講評
画力も高く、終始どこか物憂げな雰囲気が漂っており引き込まれる作品でした。一方で主人公の背景が全く見えてこない点や、展開があっさりしすぎているように感じた点が少し残念でした。背景情報を描き、話にもう一山つくることができればより完成度の高い作品ができると思います。