バトル・アクション部門 結果発表
  • 部門大賞 賞金50万円 部門大賞

    ティラノ・ティミディティー

    伊藤弄月(26)

    43P

    編集部講評

    墨絵風の絵柄は独自性があり、また迫力のあるタッチ、多様な構図から絵描かれる姉弟喧嘩は、とても見事がありました。バトル漫画において絵の魅力は大きな武器になるかと思います、とてもマッチしていました。更に、良かったと感じた点は、主人公の能動性が高いという点、戦う理由が明確に描かれていた点です。能動性のある主人公には引き込まれますし、物語に躍動感が出ます。動機には理解りやすさと共感りやすさの両方があり没入感が増しました。落ちもポジティブなエンドになっていたのが、きちんとエンタメをしていて好感でした。

  • 部門準大賞 賞金30万円 部門準大賞

    桃太郎・初

    十 一(22)

    38P

    編集部講評

    背景や小物などが丁寧に描かれており好印象でした。細部まで手を抜かずに原稿に向かう姿勢は素晴らしいです。ストーリーは登場人物が多く、それぞれのキャラクターの個性も薄いので読み進めることが難しかったです。勢いで描き進めるのではなく、だれが何をする話なのか、何を読者に楽しんでほしいのかをより意識して次回作に臨んでいただければと思います。

  • 特別賞 賞金10万円 特別賞

    ジャキ

    佐原庄吾(19)

    49P

    編集部講評

    19歳の若さでここまでまとまりのある作品を描くことができる才能に感服しました。主人公の心理描写も矛盾なく描けており、画力が向上すればさらにハイクオリティな作品をつくることができると思います。ただ、バトル漫画にも関わらず終盤でメインキャラの大技がばっさりカットされている部分が少し気になったので、どこを魅せてどこを削るのか、構成力がもう少し必要と感じました。