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金曜日の麻美
45P
編集部講評
コンセプトが非常に面白く、3人の関係性の変遷が丁寧に描かれていて面白く読めました。前半にモノローグが多くやや冗長な印象があったので、クライマックスまでのネームの運びと、全体的な作画の技量の向上があればより多くの読者に響く作品が描けると思います。
※本作は一部検討を要する表現があるため、また新人漫画賞という性格上、加筆修正は公正ではないため、掲載を見送らせていただきます。
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笹谷木さんのささやき
20P
編集部講評
イラストレーション能力が非常に高く、「1対1ラブコメ」の形式もきちんと押さえられていて、安定して楽しむことができました。ただ、「声」という漫画では伝えづらいフェチを作品の中核に据えてしまったことで、作品の持つフェティッシュな魅力が届きにくかった部分が勿体なかったです。自身が感じる「フェチ」をどう読者に伝えるか、どういう「フェチ」なら読者に伝わるか、という部分の試行錯誤が煮詰められれば、より魅力のある作品が描けるようになると思いました。
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頭突きとキス
17P
編集部講評
ちょっと天然でパワフルな女の子の魅力が良く表現できていて、キャラの面白さで読み進めることができました。ただ、全体的に絵が薄味で、ヒロインの魅力を視覚的に伝えきれなかった部分が非常に惜しかったです。また、15P以降のクライマックスが「女の子の可愛さ」の表現ではなく「コメディ」に寄りすぎてしまっていた点が、ラブコメとしての満足度を下げてしまっていました。表情・身体の絵的な表現力と、決めゴマを決め切る力の向上に期待したいです。