新人賞

#083 シンマン賞結果発表

[ストーリー部門]

佳作+月間ベスト+審査員特別賞+初投稿賞

吸血鬼のラブソング
56P
津奈麻夜(28) 千葉県
賞金53万円
佳作30万円+月間ベスト10万円+審査員特別賞10万円+初投稿賞3万円
古宮海先生
絵がすごく上手くて特に歌うシーンの構図がすごかったです!キャラがみんな頑張ってて動機がわかりやすくて魅力的でした。2人の男がどんな風に歌うのかワクワクしながら読みました!
編集I
長さが少し目立ちます。軽妙なテイストに合わせて全体をコンパクトにする、あるいはショートの連作にすべきだった。コメディはテンポが非常に重要です。
編集K
長いですね。この内容ならもっとまとめられるはず。オチに持ってきた耳打ち内容も、もっと本編内で活かした方がよかったように思う。丁寧な描き込みは好感が持てます。
編集O
レベル高いと思います。逆にある程度のレベルに達している分、ここからどこを伸ばせるかを意識してみてください。
編集K
三者のキャラがよく掘り込まれていて、テンポもよく面白かった。背景へのこだわりや音楽シーンでの演出もよくできていると思います。コマに対するキャラの頭の大きさが同じ状態が続くので、もっとメリハリをつけるとよいかと思います。一方、全体的な平均値の高さはあるけれども、何か妙にまとめてしまっている感がしたのも事実。キャラのリアクションやセリフ、展開などアクセルを踏むときは踏み抜いて、少し逸脱するくらいのところまでいった方が「予想の壁」を超えて、面白さが伝わる時があるかも。作者の手の内で作ってしまっている印象。
編集S
そつなく描けている。絵も上手、女の子がもうちょい可愛く描けるといいなと。バランスのとれた作品で、しっかりしている。
編集N
似たアイデアは多いものの、ゴスペル対決というのはとても面白いし、ちゃんと描ききっているのも素晴らしいです。
編集M
工夫のあるネーム作りができる方だと思いました。「聖歌を歌えない状態でどう勝つか?」というハードルをしっかり設けたうえで、納得のいくアンサーを提示。シンプルな作りではありますが、それを違和感なくできている点に地力の高さを感じます。次回以降はもう少しコンパクトにまとめられるとなお良しではないでしょうか。

佳作+初投稿賞

ゴーストシンガーソングライター山内
52P
井上富士男(21) 東京都
賞金33万円
佳作30万円+初投稿賞3万円
古宮海先生
主人公がステージを目指すシーンの疾走感と歌う見開きがかっこよかったです!キャラ2人が話してるところがもっと読んでみたくなりました!最後主人公が前を向けてよかったです!
編集I
この物語の核である彼女の歌唱力の高さ、魅力を最大限引き出す演出がもう少しほしかった。「ゴースト」の部分の広げ方も不十分。画力と丁寧な絵作りは好感が持てました。
編集K
ゴーストシンガーソングライターの部分があまりうまく活かされてないように思う。これなら、特殊な設定は入れなくてもよかったのでは。
編集O
もっと削り磨く努力を。大げさな部分より感情の変化をもっと丁寧に描かないと、感情移入できません。
編集K
シンガーソングライターのライターの部分だけが抜け落ちていて、読者に無用な混乱と期待感を与えてしまったような気がします。ただ、バカバカしくぶっ飛んだ設定をマンガらしく楽しくそして希望に満ち溢れたストーリーに落とし込んでくれたことにとても好感を持てました。二人の人物もそれなりにしっかり掘り込めているし、何より絵の演出・アイデアがあり、思いもしっかりこもっています。登場人物の気持ちをしっかり伝え、読者の共感を呼ぶ力があると思います。
編集S
演出がうまい。感情をメリハリつけて描けている。ベタな話をベタなままに、恥ずかしさを突破して、2リミッターをはずして、そのまま読者にとどけられるのは才能。特に週刊に適した才能。期待します。最後に歌うのが「可愛いアイシャ」ってのもいいね…!
編集N
もう少しゴーストシンガーソングライターという結果的には魅力的なアイデアがわかりやすく伝わるといいなと思った。山内のキャラがかなり良さそうなのに引っ込んじゃってるのはもったいない。構成面に課題はあるが今風で熱のある絵は良かったです。
編集S
ゴーストシンガーソングライターの概念は伝わりきらない部分がありましたが、掛け合いとキャラを描く姿勢と、歌詞を逃げずに描く姿勢は素晴らしいと思います。

佳作

モーニング・キルズ・ミー
45P
下元朗(23) 東京都
賞金30万円
佳作30万円
古宮海先生
キャラのデザインが好きです!絵も雰囲気があって何してるかわかりやすかったです。書き文字のデザインも豊富ですごいです!土竜がいい人でよかったですが、どうしてそこまでしてくれるのか気になりました。
編集I
設定だけで読ませるほどの推進力にはまだ欠けているので、やはりキャラクターに興味を持ってもらう入口作りにこだわりたかった。アイデアが浮かんでからどのように最大化できるかが勝負。
編集K
土竜のキャラが良い。が、リアルの朝昼夜とこの物語の中の朝昼夜のちがいがあるようで今ひとつ明確でなく、もやもやが残る読後感になってしまった。
編集O
キャラ作りは弱いけど、設定を作り込んで、最後までお話でまとめてた点は素晴らしいです。
編集K
オリジナルな世界観の中に抒情をたっぷり込め、太陽に憧れるイカロスのような哀しみを深く描き出している。随所の演出に心を締め付けてくるような印象があり、力を感じます。子供とオッサンの絵柄の対比で両者のキャスティングを活かしていました。また土竜の人への優しさはセリフで表現されており、獏の意志の強さは表情で伝わってきた。昼と朝の違いが実感として分かりづらかったのと、34Pの絵の迫力の物足りなさが残念。描きたいものはぶれていないし、伝わる絵はしっかり伝わるので、次回、絵の技量アップが第一の課題か。
編集S
けっこう壮大な設定を最少人数で、上手につくれている。朝、昼、夜、くらいのシンプルな世界設定で、差別の構図を描くのは映画「スノーピアサー」的で、わかりやすくていいなと。かなりクレバーだと思います。
編集N
往年の名作SFのような設定で面白かった。土竜がいいキャラだと思います。
編集S
世の中を新しく切り取る試みは面白みがありました。

[ショート部門]

受賞作なし。審査員をアッと唸らせる短編漫画をお待ちしています!!

#083 審査員可愛そうにね、元気くん古宮海先生

どの作品も絵が上手いし読みやすくて勉強になりました。人のこと言えないですが最後どんな気持ちになってほしいのかわかりやすいといいと思いました!

編集部総評

レベルの高い作品が並んだ粒ぞろいの回だったと思います。キャラを中心としたネーム回しができている候補作が多く、将来への期待も非常に大きいです。自分の長所は伸ばしつつ、短所もしっかり向き合うことで今後の伸びしろが変わってくると思います。

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