週刊ヤングジャンプ新人漫画大賞スペシャルコンテンツ 稲葉みのり先生特別インタビュー

稲葉みのり先生特別インタビュー!!!
全4週にわたってお送りする今回の企画。第1週目は普段の打ち合わせの様子を伺いました!

1週目
連載作家の打ち合わせ

――編集者との打ち合わせで普段意識していること、大事にしていることがあれば教えてください。

稲葉先生 可能な限り編集者さんの意見を取り入れ、反映させるということです。
一人で漫画を描くことは、いつでも可能です。
編集者さんとタッグを組んで作成するということは、そうできることではありません。
なので、可能な限り意見は取り入れるようにしています。
ただ「セクシャル描写を大幅にカット」「微エロ展開完全カット」を提案されたときは深夜まで編集者さんを説得して断りました。

――今までで印象に残っている打ち合わせはありますか?

稲葉先生 源君物語の月刊連載の予定が、その月刊誌の休刊により消滅しますという電話連絡を受けた際、「週刊連載するなら何ページで描ける?」と聞かれた瞬間です。
あの時、とっさの判断で「8ページです」と答えました。
あの返答ができていなければ今、私は存在していません。

――新しく企画を作る際、どこまでご自身で準備してから担当編集に伝えることが多いでしょうか。

稲葉先生 新しく企画を作る際は文字で提出することにしています。
文字の力は偉大です。
絵ではなく文字で提出することで、編集者さんだけでなく自分にも想像の余地が生まれます。
これによって打ち合わせに余裕と広がりが生まれ、どんどんアイデアが出てくる状態になることを何度も何度も経験しました。
イメージをガチガチに固めてから挑む打ち合わせでは一度も企画が上手くいったことがありません。

――担当編集に求めるもの、あるいはこういう時に助けられたなどあれば教えてください。

稲葉先生 編集者さんに助けられたことはたくさんあります。
攻撃的なファンレターをいただいた際、迅速に対応くださり大変助かりました。
参考作品を送ってくださった際、作品作りに役立ち大変助かりました。
スタッフさんの紹介をしていただいた際、大変助かりました。
毎週面白いアオリをつけていただいていること、楽しんでおります。ありがとうございます!
原稿の完成時間を正確に答えられずご迷惑をおかけしております。対応ありがとうございます!
他にもいろいろあります。いつもいつもありがとうございます!

次週のテーマは新人時代について!
苦労も多かった下積み時代とは…!?

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